またまた、Windows3.1の頃の話。
Visual Basic2.0には、Accessを操作するコンポーネントはまだありませんでした。
それに伴って、サードパーティから、
VB用のIndexファイルがいくつか出ていました。
僕の使ったことのあるものは2つ、
BtrieveとObjectrieveです。
前者は、MS-DOSの時代からdbMagicなどで使用されていたもの。
後者は、文化オリエント社の新製品でした。
僕個人としては、Objectrieveが一押しでした。
と言うより、一度定義してしまうとソフトからファイルの場所を
自由に変えられないBtrieveはとても不便に感じていたのです。
しかしながら先駆者であるBtrieveの普及率は高く、
VB+Btrieveのシステムは結構組みました。
そんなある日、
後輩から、VBでシステムを作るのだけど、
BtrieveとObjectrieveのどちらがいいのか?
と言う質問を受けました。
もちろん僕はObjectrieveを勧めたのですが、
Btrieveも普及率が高く、
最終決定は自分でした方がいいとアドバイスをしました。
それから数週間。
システム完成間際になって、
ファイルの置き場所の見直しをしたいとユーザから申し入れが・・・。
VB+Btrieveを選択した後輩は、顔面蒼白・・・。
僕 「だから、一応、Objectrieveの方がいいって言ったじゃん(笑)」
後輩「どうしてあの時もっと強くObjectrieveがいいって言ってくれなかったんですか!(怒)」
・・・まぁ、いろいろありました(汗)